こんにちは。
12月26日(日)に中山競馬場で行われる有馬記念を予想します。
強い3歳世代の代表馬エフフォーリア、凱旋門賞帰りでグランプリ4連覇がかかっているクロノジェネシスの2強対決の可能性が高そうです。
ただ、エフフォーリアは中山コースと距離の2500m、クロノジェネシスはフランス遠征帰りでの体調と判断の難しい課題があるように思います。調整過程でも両陣営からは、やや弱気なコメントも出ており、2着・3着は有っても勝つのは難しいのかなと思います。
私の推奨馬・狙い馬は、3冠レースで惜敗が続いているステラヴェローチェにします。常にレース上位の未脚を使え、ダービではエフフォーリアにあとわずかまで詰め寄った実績もあり、コース・距離が変わり、逆転も期待できると思っています。相手は、前走エリザベス女王杯でまくりを決めたアカイイトにここでもまくりを決めて欲しいと思います。
では、良馬場での各馬の適性からみていきましょう
データから狙える馬:エフフォーリアほぼ死角なし。疲れが無ければクロノジェネシスと2強の勝負。
クロノジェネシス
春夏グランプリ3連覇中の5歳牝馬で、引退レースになります。
55kg・重賞:2-2-2-0、多頭数:1-1-2-1、中山:1戦1勝、2400~2500m:1-1-1-0、休み明け初戦:1-1-1-0です。宝塚記念勝ち後、フランス遠征し凱旋門賞7着に敗れた後の帰国第一戦になります。凱旋門賞の疲れが取れているかの判断が難しいですが、外せない一頭です。
ステラヴェローチェ
芝の良馬場は全4戦で全て重賞レースになります。55kg:2着1回、多頭数:0-1-1-1、中山:(やや重:3着1回)、2400m:3着1回と好成績を上げている3歳牡馬です。3冠レースは3着、3着、4着とあと一つの成績ですが、常にレース上位の未脚を使え、堅実性はここでも期待が持てそうです。
エフフォーリア
全5戦:4-1-0-0で唯一の2着がダービーで、皐月賞、天皇賞秋を制した3歳の実力2冠馬です。新馬戦を除き、常に33秒台の未脚を使えており、ここでも期待が持てそうです。不安があるとすればダービーより更に100m伸びる距離かもしれません。
その他の狙い馬の適性診断&ワンポイント
ディープボンド
57kg:着外2回(58kg:1-1-0-0)、多頭数・重賞:0-1-0-4(僅差多い)、中山:着外1回(右回り:3-2-0-3)、2500m:初(2400m:1-1-0-1)、休み明け初戦:1-1-0-2で、実績はありますが惜敗が続いていました。今年に入って、GⅡ阪神大賞典を勝ち、天皇賞(春)2着、秋のフランス遠征GⅡフォワ賞に勝ちと本格化を思わせましたが、凱旋門賞は14着と大敗しての帰国第一戦になります。フランス遠征の疲れが残っていなければ、先行粘り込みが期待できると予想します。
ウインキートス
55kg:0-1-0-1、多頭数・中山:1-3-0-1、2400~2600m:3-1-1-1、重賞:1-1-0-3で、距離・コースともに得意にしている4歳牝馬です。一線級相手では苦戦し惜敗しているケースが多いですが、得意な距離・コースでの突っ込みを期待できそうです。
アリストテレス
57kg・多頭数・重賞:0-2-0-1、中山:初(重:1戦1勝)、2500m:初(2400m:0-1-0-1)で、今春のGⅡ阪神大賞典で大敗して以降不振から抜け出せない状態が続いています。馬体が重い可能性もあり、馬体が絞れたときは、大駆けの可能性があるかもしれません。
アカイイト
55kg:3着1回(56kg:GⅠ1勝)、多頭数:2-0-0-4、中山:着外1回(右回り:4-2-1-5)、2500m:初(2200m:1-1-0-0)、重賞:1-0-0-2で、前走GⅠエリザベス女王杯で多頭数・重賞を克服した4歳牝馬です。常にレース上位の未脚を使えており、一発の可能性がありそうです。ただ、幸ジョッキーの中山実績が今年は着外3回、昨年は騎乗無しで、乗り慣れていないコースでの仕掛けのタイミングになりそうです。
アサマノイタズラ
55kg:3着1回(56kg:2-0-0-1)、多頭数:2-0-0-1、中山:2-0-1-1、2500m:初(2200、:1-0-0-1:僅差)、重賞:1-0-0-1で、常にレース上位の未脚が使えており、秋初戦セントライト記念では、菊花賞2着のオーソクレース、先日朝日CCを快勝したソーヴァリアントに先着しており、十分な実力があり、一発が期待できそうです。
タイトルホルダー
55kg:1-1-0-1、多頭数:2-0-0-3、中山:2-0-0-2、2500m:初(2400m:着外1回)、重賞:2-1-0-3で、今年の菊花賞馬です。大外枠からの先行競馬になりましたが、上手く先行できれば、一発の可能性があると予測します。
データから死角がある馬:キセキ中山2500は苦手か
キセキ
57kg・多頭数・重賞:0-2-1-5、中山・2500m:着外3回で、長く重賞路線で好走していましたが、中山2500mは合わないようで、ここでは厳しいと予想します。
その他の馬の適性診断&ワンポイント
ペルシアンナイト
57kg・多頭数・重賞:0-3-1-6、中山:0-1-0-3、2400~2500m:着外2回(ダービー、有馬記念)で、約5年重賞レースを走っている7歳牡馬です。最長勝ち鞍は1800mで、2000mでは2着までです。常にレース上位の未脚を使えていますが、やはり距離が長く、ここでは苦しいと予想します。
パンサラッサ
57kg:初(56kg:1-0-0-2)、多頭数:1-0-0-5、中山:着外2回、2500m:初(2000m:2-2-0-5)、重賞:1-0-0-3です。この秋、休み明け後、オープン特別、GⅢ福島記念を逃げ切り、2連勝中の4歳牡馬の昇り馬です。ディープインパクト産駒の兄馬が2400m戦でも好走していますが、父ロードカナロア産駒の今年の2400m~2500mの実績は:1-0-0-14で大苦戦しており、距離が長く苦しいと予想します。
モズベッロ
57kg・多頭数:着外2回(大敗)、多頭数:着外5回、中山:0-1-0-2、2400~2500m・重賞:1-1-0-3で、57kg・多頭数を苦手にしていると思われます。また、昨年5月以降、大敗続きの7連敗中の5歳牡馬で、良馬場では苦しいと予想します。
メロディーレーン
55kg:着外1回(54kg:着外5回(大敗))、多頭数:0-0-1-12、中山:初(右回り:2-0-2-14)、2400~2600m:1-0-1-3、重賞:着外6回で、今年の菊花賞馬タイトルホルダーの2歳姉になる350kg前後の小柄な牝馬です。また、休み明け2走目は2走目のポカで大敗する傾向があり、菊花賞5着の実績もあり長距離では健闘していますが、55kg・多頭数・GⅠとハードルが高く、ここでは苦しいと予想します
ユーキャンスマイル
57kg・多頭数・重賞:1-0-1-3、中山:着外1回(右回り:3-3-1-7)、2400~2500m・重賞:着外4回で、2020年5月から8連敗中の6歳牡馬です。1年前の休み明け後は、未脚も鈍っており、ここでは苦しいと予想します。
シャドウディーヴァ
55kg・多頭数・重賞:0-0-1-4、中山:1-0-0-1、2500m:初(2200m以上:着外4回)で、距離の適性がないようで、ここでは厳しいと予想します。
展開から狙える馬:エフフォーリア、ステラヴェローチェ、アサマノイタズラ、アカイイトの未脚比べか
内枠を利してパンサラッサが逃げ、ディープボンドが続く形になりそうです。タイトルホルダーは大外枠から無理をせず前半は4、5番手に付け、1週目直線で番手を上げ、やや早めの平均ペースになりそうです。
直線ではディープボンド、タイトルホルダーの先行粘り込みに、好位からクロノジェネシス、アリストテレス、中団からアサマノイタズラ、エフフォーリア、ステラヴェローチェ、後方からアカイイトのまくりが見られ、混戦模様と予想します。
逃げ:パンサラッサ
先行:ディープボンド、クロノジェネシス、キセキ、タイトルホルダー、
アリストテレス、シャドウディーヴァ
中団:アサマノイタズラ、ウインキートス、ペルシアンナイト、エフフォーリア、
メロディーレーン
後方:アカイイト、モズベッロ、ユーキャンスマイル
展開・未脚から狙える馬は、
逃げ:(無し)
先行:アリストテレス、ディープボンド
中団:アサマノイタズラ、エフフォーリア、ステラヴェローチェ
後方:アカイイト
の6頭が馬券圏内と予想します
狙い馬と馬券戦略:ステラヴェローチェの未脚に期待
未脚比べの直線勝負。ローテーション・調整過程からステラヴェローチェを抜擢!
適性・展開・タイムより、私の予想は、
◎:ステラヴェローチェ
常にレース上位の未脚が使える堅実馬。中山2500mならエフフォーリアを逆転可能!
○:アカイイト
前走エリザベス女王杯でのまくりを再現!
▲:クロノジェネシス
引退レースで有終の美を!
△:エフフォーリア
横山ジョッキーの制裁処分はアンラッキーシグナルかも
X:アサマノイタズラ
距離短縮し、セントライト記念の再現も!
X:ウインキートス
得意な中山・2500mで一発も!
最後に馬券戦略と当日の注意事項です
一長一短で混戦模様。馬連ボックスで。
推奨馬6頭の馬連ボックスで勝負します
組合せ数15通り 15通り×500円 7500円
馬体重・パドックの確認は必ずしましょう!
まず、馬体重をチェックし、数字として過去の馬体重と比較し、好走できるかを確認しましょう
次にパドックでの見た目と合わせて、太目残り、ガレ気味、成長分などを判断していきましょう
狙い馬は、次の馬体重を想定しています。
◎:ステラヴェローチェ 496~512 kg
○:アカイイト 500~514 kg
▲:クロノジェネシス 468~478 kg
△:エフフォーリア 510~526 kg
X:アサマノイタズラ 498~512 kg
X:ウインキートス 458~468 kg
いかかでしょうか。
有馬記念の馬券戦略、データ分析についてご紹介いたしました。
一度、皆様の馬券戦略のご参考にしていただければ幸いです。
当日の馬体重&パドックのチェックも重要な要素ですので、是非ご確認されることをお勧めします。