コンセンサスが得られる期首計画であれば反発・上昇へ、キリンホールディングス!

株式投資

こんにちは。
1月9日の推奨銘柄は、【2503】キリンホールディングスです。

昨年11月の第三四半期決算発表、ミャンマー合弁会社清算問題の発表で、目標株価の下方修正が相次ぎ、株価下落が続きましたが、ようやく横ばい状態で安定してきました。
過去2年はコロナの影響にも関わらず、強気な期首計画に見えましたが、それ以上にコンセンサスが強気であったため、上昇中の株価が急落する動きのように見えました。
今年は、コロナ終息が期待でき、コンセンサスは強気になると思われますが、期首計画がどこまでコンセンサスに近づけるかが鍵のように思います。
現在の株価は、過去2年の底値付近まで下落しており、下落リスクは少ないように思えます。現在の横ばい状態での小幅レンジの下値付近で購入し、初夏にコロナ前レンジの下値付近2300円で売り抜けることを目標にしていきたいと思います

それでは、各分析をご覧ください




チャート分析:過去2年のほぼ底値付近。直近の業績悪化(ミャンマー問題)も織り込み済みで買い時

【週足・2年チャート】コロナ直前より25%下落、コロナ底値よりも更に低い1870円前後で横ばい状態。

コロナ直前の2020年1月2400円~2500円で推移していましたが、コロナの影響で約1900円まで下げ、その後は一進一退で緩やかに下降し、現在は、コロナ底値よりも更に下げた1870円前後で横ばい状態になっています。

RSIも緩やかな売られ傾向で、大きな山・谷は無く、RSI:40前後での小動きをしており、コロナ前と比較しても底値として買い時ではないかと推測します。

出典:マネックス証券

【週足・1年チャート】決算発表内容で右往左往しながら、四半期業績に敏感に反応し下落傾向

コロナ前の水準近くまで戻っていましたが、2月にコンセンサスを下回る決算発表であったために、好決算でありながらも大幅に下落しました。
5月の四半期決算で期末黒字が発表されると目標株価の上方修正が相次ぎ、株価は一時的に回復しましたが、夏商戦の苦戦ニュースで再び下落を始めました。
更に悪いことにミャンマー情勢の悪化により、現地合弁会社の清算問題が発生し、さらに下落し、現在は1850円を下値に横ばい状態で落ち着いてきました。

出典:マネックス証券

【日足・3か月チャート】ミヤンマー合弁会社清算問題も落ち着き(織り込み)、横ばい状態

夏商戦の苦戦から回復しかかったところに、ミャンマー合弁会社の清算問題による損失発生により急落し、相次ぐ目標株価の引下げ発表に伴い1800円近くまで下げましたが、漸く1870円前後で横ばい状態に入りました。
RSIも50前後で横ばい状態にあります。

出典:マネックス証券

悪材料は出尽くし株価に織り込み済み。コンセンサスを得られる期首計画発表が有れば反発の可能性大

強気な期首計画もコロナの影響で下方修正続き。さらに強気なコンセンサスを得られる期首計画になるかが鍵

過去の決算発表では第三四半期発表よりもさらに悪化する実績と、強気なコンセンサスを下回る計画により株価が下落する傾向にあったように思います。
2021年12月期は、コロナの影響による夏商戦の落ち込み、第三四半期発表後のミャンマー問題の発生により、期首計画より大幅減益になりそうですが、既知の内容で織り込み済みと思われます。
2022年度もコロナ次第になりそうですが、年度後半のコロナ終息、夏商戦での好業績が期待できるのではないかと推測しています。
但し、原料高によるコストアップの影響リスクをどれくらいに見積もり期首計画に盛り込むかがカギになりそうに思います。結果としてコンセンサスとの乖離につながり株価の下落を引き起こす可能性もあるように思います。

目標株価の下方修正も出尽くし、新たな業績を左右するニュースは無し

第三四半期決算発表があり、業績予想に修正なしで安心していたところ、11月末にミャンマー合弁会社の清算問題が発表されました。その結果、証券各社より目標株価の下方修正が相次いで発表され、株価は急落し、漸く1870円近辺で横ばい状態になっています。
その後は、大きな業績を左右するニュースは有りません。例年を見ると、これから決算発表までに、レーティング等の修正発表が数社ありそうですが、今年はミャンマー問題もあり、株価は十分に下がっており、更なる株価下落へ影響を及ぼす可能性は低いと予想します。

主な指標は次の通りです

配当:  配当金65円  配当利回り:3.46% (2021年)
PER:  18.08倍
PBR:   2.03倍 (2020年期)
ROE:   8.20% (2020年期)
ROA:   5.10% (2020年期)





2022年12月期は、コロナ終息による業務用ビール商戦回復し、コロナ前水準2400円を期待!

悪材料出尽くし底値付近で横ばい状態。コンセンサスと乖離していない決算発表があれば反発へ

ミャンマー合弁会社清算問題での悪材料は出尽くしたようで、株価は1850円~1900円のレンジで横ばい状態になっています。過去2年を見ても底値になっており、反発時期ではないかと思います。

目標株価の下方修正も織り込まれ、2月の決算発表を待つのみ

ミャンマー問題後に、目標株価の下方修正が相次いで発表されたうえで、現在の株価1870円前後で横ばい状態になっており、追加で新たな下方修正が発表されたとしても、株価の変動は少なく、2月中頃の決算発表までは、今のレンジで横ばい状態が続くと予想します。
オミクロン株の感染が急拡大していますが、重症化は少なくなっているようで、緊急事態宣言の発令、飲食店への規制強化は、昨年ほど厳しくないように思われ、株価への影響は少ないのではないかと予想します。

オミクロン株の感染状況を見ながら1850円~1880円で購入、6月~7月に2300円前後で売却を!

決算発表まではオミクロン株に左右されると思うので、今少し下落する可能性があると思います。オミクロン株の感染状況を見ながら、2月上旬までの1か月の間で1850~1880円以下で200株買いたいと思います(投資費用:約37万円)
2月に発表される決算報告でコンセンサスとの乖離が少なければ、5月の第一四半期決算発表での上方修正を期待して、6月~7月にかけて2300円前後で売りたいと思います。

いかかでしたでしょうか。
今回は、キリンホールディングスを推奨銘柄として取り上げました。
皆様の投資戦略のご参考にしていただければ幸いです。
株価チェックをされるときなどのついでに、今回の銘柄もチェックしてみてはいかがでしょうか




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