こんにちは。
今日のバーチャル推奨銘柄は、【4922】コーセーです。
コロナ禍から業績・株価ともに回復したように見えましたが、今年に入り、コンセンサスを下回る通期計画に対する慎重な発表により、ほぼ下げ続けています。四半期ごとの実績的には上方修正を発表してもおかしくない状態のように見えます。
秋口より海外との往来再開も本格化しており、上方修正のサプライズ発表を期待できるのではないかと予測しています。
それでは、各分析をご覧ください
コロナ禍より回復するも、コンセンサスを下回る手堅い計画で下落中も、漸く横ばい状態。
【週足・5年チャート】決算発表に敏感に反応し、過去5年の最安値付近まで暴落中。底値までもう少しか?
コロナの影響で12000円ほどまで暴落した時期もありましたが、コロナの落ち着きと共に復調していました。
2021年より決算月を12月に変更していますが、その1回目の中間決算に当たる2021年7月の四半期決算で減益発表があり、再び下落が始まり、12000円前後で横ばい状態になりました。
2022年7月の中間決算でコンセンサスを上回る発表があり、株価は上昇に転じましたが、2023年5月の四半期決算でコンセンサスを下回る通期業績の据置発表の影響で、再び下落をはじめ、現在は、過去5年の最安値付近となっています。

【週足・1年チャート】通期業績の据置発表がコンセンサスを下回り、株価は下落中。
2022年12月にコンセンサスを上回る決算発表があり、株価は上昇しましたが、2023年5月の四半期決算で、コンセンサスを下回る通期業績の据置発表により、株価は下落を始めました。
中間決算発表でも実績はコンセンサスを上回っていますが、通期業績を据え置いたため、株価の下落は止まらず、下落し続けています

【日足・3か月チャート】通期業績の据置発表で下落中も、漸く横ばい状態。
通期業績の据置発表で下落し続けていましたが、10月中旬ごろより、漸く横ばい状態になり、RSIも50を超すこともあるほど、上昇してきました。

弱気な決算発表は有ったものの、海外往来の再開顕著で、サプライズ上方修正も可能!
海外往来の本格再開により、百貨店・免税店での需要拡大が見込める!
業績自体は復調しているようですが、販促費用が多いようで、営業益は横ばい状態のようです。海外からの往来が本格的に再開され、多くの訪日観光客による効果もあったようで、今期の上方修正も期待できるのではないかと予想しています。
来期へ向けては、中国・パリの免税店での拡販も進められており、業績の向上が期待できると予想します。
化粧品業界全体が不調も、中間決算実績は好調
8月の中間決算では、実績としてコンセンサスを大きく上回っていましたが、通期業績の据置としたため、断続的に目標株価の引き下げ発表が続き、株価は低迷しています。
米国大手化粧品メーカーの下方修正もあり、化粧品業界全体で売りが膨らんでいるようです。
主な指標は次の通りです
配当: 配当金140円 配当利回り:1.34%
PER: 43.11倍
PBR: 3.17倍
ROE: 7.50%
ROA: 8.40%
サプライズ上方修正の発表を期待し、2024年2月頃に50%の上昇を期待!
6月高値の約60%まで下落するも、底値が見えない。第3四半期決算発表が鍵!
5月の第1Q四半期決算発表で、通期業績の据置を発表して以降、16,000円を超えていた株価も下がり続け、現在は約10,000円で底値を探しているような状況です。RSIも20~40のレンジで小さな波を作っているような感じです。
次週13(月)予定の第3Q四半期決算発表で底値を付けるか、一段安になるかのカギになりそうです。
秋以降の百貨店業績の回復効果によるサプライズ上方修正発表に期待!
中間決算発表以降は、業績に直結するニュースは出ておらず、目標株価の引き下げが断続的に発表されていることにより、株価は下がり続けているものと予想します。
海外往来の本格再開により、訪日外国人もコロナ前水準に戻っているようで、百貨店・免税店での売上は過去最高の企業も出てきており、百貨店の顔である化粧品売り場も、かなりの回復があったのではないかと推測します
23年12月期に向けて、秋以降の百貨店業績の回復がサプライズ上方修正につながることを期待します。
現在値あたり(10,000円)で購入し、2024年2月頃に15,000円を期待します!
現在株価を中心に、少し下がった価格帯(9,000円~10,500円)で、100株バーチャル購入したいと思います。(100株、約100万円)
23年12月期の上方修正発表を期待し、2024年2月頃に15,000円前後で売却を期待したいと思います
いかかでしたでしょうか。
今回は、コーセーをバーチャル推奨銘柄として取り上げました。
皆様の投資戦略のご参考にしていただければ幸いです。
株価チェックをされるときなどのついでに、今回の銘柄もチェックしてみてはいかがでしょうか